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【感想】大学4年生が中村淳彦の『日本の貧困女子』を読んでみた|地方貧困女子の実態が悲惨すぎる!

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私は、地方出身の大学4年生です。

現在は、進学のために関東で暮らしていますが、来年からは地元に戻ります。

別に帰りたい訳ではありませんでした。

地元にいるときは知らなかったけれど、地方の廃れ方は酷すぎます。

もう後退することが決まっている場所で、働くのは気が進みませんでした。

でも、家族がいるので、仕方ありません。

  • 「老後の面倒を見て欲しい」
  • 「娘が実家を出ていなくなるのは寂しい」

そんな両親の心の声が聞こえてくるので、帰らない選択肢は消えました。

(→もちろん、私自身も、お世話になった両親や祖父母に恩返しがしたいという自主的な気持ちもありますしね!最終的には自分で決めました。)

でも、確実にダメになっている地方で生きていくのは、不安でした。

「知識をつけなければ・・・」

そんな風に思っていた時に出会ったのが、この本です。

Twitterに流れてきて、すぐに予約購入しました。

「自分が将来陥るかもしれない地方の貧困について知っておこう」と思ったからです。

読んでみて、ため息しか出ませんでした。

思った以上に、地方の最下層は酷い状況のようです。

私は普段、テレビを観ても、映画を観ても、声を上げるタイプではないのですが、「子供の奨学金を家計に組み込む親」が出てきたあたりで、思わず「はあぁぁ?」と声を出していました。

さて今回は、そんな貧困女子のリアルな実態が描かれた『日本貧困女子』の感想をお届けします!

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中村淳彦さんの『日本の貧困女子』口コミ・感想

さっそく、中村淳彦さんの『日本の貧困女子』の感想をご紹介します!

1.生計を立てるために風俗で働く女が多すぎる・・・

一番びっくりしたのが、カラダを売る女が多すぎる点です。

中村淳彦さんは、貧しいエリアの女性は、カラダを売りがちだと分析していました。

その国や地域の状態は、そのエリアで暮らす女性たちの動向にすぐに現れる。データがとれないので知られていないが、女性の売春は国や地域の一つの指標になる。簡単にいえば、豊かな国や地域ではカラダを売る女性の割合は少なく、貧しくなると反対に高くなる。(中村淳彦『日本の貧困女子』P.32より)

「女は最終的に体を武器に稼げるから良いよ」

なんて言われますが、カラダを使わないと稼げない世の中なんてホント糞ですよね。

この本の中には、未成年のうちから風俗店で働く女の子や、家族がいるのに不倫売買する女性の話が出てきて目が飛び出ました。

まあでも、びっくりはしましたけど、軽蔑はしません。

貧しいと、女は結局カラダを売るしかないのも分かるんですよね。

 

そういえば、地元の女子大の近くには、夜のお店が並んでいました。

地方はバイトの時給が安く、金銭的にやっていけない大学生も多いんですよね。

また、昼は講義だから、夜しか働けません。

「ちんたらコンビニで低賃金なバイトをするよりも、夜の仕事でガッツリ稼ぐ」

と言って、服を脱ぐ子もいました。

 

私は男が嫌い&やっぱり怖いという理由で、そうはなりませんでしたが、

  • キャバを辞めたい友達に、「代わりを見つけてこいと言われた」と相談されたり、
  • ラーメン屋でバイトしようと思ったら系列のスナックにさり気なく誘導されたり、
  • バレないよう隣町まで送迎するから「メンズサロンで働きませんか」と言われたり、
  • チャットレディ良くない?」と真剣に友達と話し合ったりした過去があります。

だから、割と近くに女のカラダをお金に変えようとする、ゲスイ大人がいることは知っていました。

 

まあ、地方の場合、夜の仕事も時給がかなり安いんですけどね。

スナックとか、普通に時給1500円くらいだったりします。

東京では、その倍以上のお金がもらえるのに、びっくりですよね。

それでも、昼間の一般的なアルバイトの求人は800円台なので、高額に見えちゃうんですよね。

 

私はまだ、大学進学していたので「家庭教師」や「塾講師」という選択肢がありました。

でも、経済的に困窮して、中卒や高校中退という学歴に甘んじるしかなかった人は、もう若いカラダを売るしかないんですよね。

大学まで行かせてくれた親に感謝です・・・。

 

2.貧困が貧困を呼ぶ連鎖

この本の中では、常識的にあり得ない親が何人も出てきました。

  • 給料が入金される手帳を親が管理する
  • 子供が借りた奨学金を勝手に家計に組み込む
  • 子供に「彼氏からお金を借りてきなさい」と言う
  • 娘の部屋に深夜押し入って欲望を満たす

むちゃくちゃですよね。

そんな風に育てられたら、病むだろうし、収入を上げるための勉強もできないだろうし、散々です。

 

よく「貧乏は個人の責任」なんて言うけれど、嘘ですね。

私も今までは、「勉強しない奴が悪いw」と思っていました。

でも、彼女たちの状況をみたら、生きるのが精一杯で、勉強できる環境ではありませんでした。

ぬくぬくハッピーに育った人が、知識不足で落ちていくのは、確かに個人の責任かもしれません。

でも、親に時間やお金を奪われながら、やっとのこと生きてきた人に、自己責任を突き付けるのはあまりに可哀そうな気がします。

 

「貧乏は遺伝していく」って、なるほどこういう事かと思いました。

お金を集めても依存体質の家族がいる限り、自分の勉強につかう時間やお金は得られないんですね。

そりゃお金も貯まらないですよね。

 

3.自分もいつ貧困層に落ちるかわからない

女はどうやら「結婚/出産」のタイミングで人生から転落する可能性があるらしいです。

私が転落していくとしたら、どんな未来だろうと想像してみました。

パターン1はこんな感じ。

  1. 結婚を機にコトブキ退社
  2. 結婚した男がDVをしてくるクズだった
  3. 離婚
  4. 非正規で働きながら子供を育てる貧困層へ

結婚がうまくいかずに、離婚。家計が崩壊するパターンですね。

シングルマザーになって、子供が自立するまで苦しい生活を送る未来が見えました。

 

パターン2はこんな感じ。

  1. 結婚を機にコトブキ退社
  2. 旦那が結婚したとたんに仕事をしなくなるクズ男だった
  3. 正規職員には戻れない
  4. 非正規社員の収入だけでは旦那と子供を支えられない

夫が豹変して、我慢しながら頑張って働くパターンです。

地元で就職する場合、大卒は、公務員か、公務員に準ずる給料の事務くらいしか仕事がありません。

(あ、看護師や教員など、免許が必要なものは別ですが)

スキルアップとかあり得ないので、年齢と共に劣化していくしかありません。

若い新卒の子に代わりの効くお仕事。

結婚や子育てを理由に、現場を離れたら、きっと帰る場所はないでしょうね。

旦那に捨てられないようにしがみついて不幸な人生を生きる未来が見えて泣きそうです。

そんなことになったら、私もカラダを売るんでしょうか。

・・・悲しくなってきました。

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まとめ

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おすすめ度:★★★☆☆

貧困の解決策が書かれている本ではありません。

だから、別に読まなくてもいいと思います。

しかし、「貧困に苦しんでいる地方女子のリアルが知りたい」という人にはおすすめです。

分かりやすい文体でまとまっていますし、文字が大きく読みやすいので一気に読めますよ!

読んだ後は、ちょっと鬱々とした気分になりますが・・・(笑)

すぐそばに貧困の影が潜んでいることを知れて、私は良かったです。

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